Synergy をCentOS5上で自動起動

仕事で複数マシンを同時に利用することが多く,昔からUSB切り替え器のお世話になったり,お世話にならずに卓上にキーボードが数枚並んでいたりとしていたのですが,最近,一組のキーボードとマウスを共有するのに「Synergy」というソフトウェアを使っています。

Synergy公式サイト

これは,ソフトウェアのみで,LANで接続されているマシン同士でマウスとキーボード,さらにはクリップボードを共有するツールです。
Linuxのみならず,Winsows,MacOS用があって,それぞれのOS間でも共有可能。


実際,ThinkPad を真ん中において,左前にWindowsデスクトップ画面を,右前にLinuxデスクトップ画面を配置。
ThinkPadのキーボードとマウスのみで,全てのマシンを操作できています。
クリップボードも共有されているせいか,マルチモニターと錯覚することも(笑)


どう便利なツールかというのは,google:synergy でググッてみればもっとわかりやすく開設しているサイトがあるので,この辺りにおいとくとします。


今日の本題は,Linux(CentOS5)で,起動時に自動的にSynergyを有効にする方法です。
本家サイトにも記述はあるのですが,こちらの環境ではうまく作用せず。
以下は,いくつかのサイトをみて,こんな感じかな? とやってみてうまくいった方法です。

/etc/gdm/Init/Default

sysmodmap=/etc/X11/Xmodmap
という記述の直前。

/etc/gdm/PreSession/Default

XSETROOT=`gdmwhich xsetroot
という記述の直前。

以上の2箇所に,

/usr/bin/killall synergyc
sleep 1
/usr/bin/synergyc synergy-server-hostname

を挿入する。
"synergy-server-hostname" は,操作元となるサーバーマシンのホステ名,またはIPアドレスです。

追記 - Windows XP から、Windows XP にアクセスしてそこで起動している X Server(xming) でLinux(CentOS)を操作した場合

タイトルが無駄に長いですが、上記の環境において、なぜかUSキーボードっぽい配列で認識されてしまう問題がありました。
というか、いま現在もあります。


例えば、* "アスタリスク" を入力しようとしたら、( "括弧" が入力されてしまうという状態です。


この状態、なぜか X Server 上で「変換」キーを押すと直ります。
再起動をするとまた、同じ状況になるのですが、とりあえずいまはこれで凌いでいるところです。