Amazon CloudFront を試してみた
Amazon、CDNサービス「Amazon CloudFront」を立ち上げ (ITMedia)
少し前にアナウンスがあった、アマゾンのコンテンツ配信ウェブサービスがラウンチされたようです。
てっきり大容量で、参照数が大規模のコンテンツに向けたサービスだと思い込んでいましたが、紹介記事やブログを眺めているとどうもそれに限った話では無いようです。
Amazon S3 に置いてあるコンテンスをよりパフォーマンスよく参照するのに有効とのこと。
特に、S3からのパフォーマンスがお世辞にも良いとはいえない日本なんかはその恩恵に預かれそうです。
「新刊.net」や「カルチョ!」でも、画像やCSS、JavaScriptファイルなどの静的リソースは、S3 に置いて参照、サーバの負担を少しでも軽くするようにしています。
これらのリソースの参照パフォーマンスがあがるというならと *1 早速試してみました。
- Amazon CloudFront のアカウントを取得
- S3Fox で、対象バケットを選んで右クリック「Manage Distribution」を選択
- ダイアログで、「Create Distribution」をクリック
- 必要なら作成されたディストリビューションをクリックして、CNAMEに参照用のドメイン (新刊.net の場合、“image.sinkan.net”) を登録
- ↑を登録した場合は、DNSでCNAMEをディストリビューションのドメイン「***.cloudfront.net」で登録
とまあ、これだけの設定で完了。
Amazon S3、S3Fox を常から使っているのもあって、これでもかってくらい楽ちんでした。
しばらくしたら参照先が ClundFront に切り替わりました。
レスポンスヘッダに
X-Cache Hit from cloudfront
を確認することができました。
ちなみに効果ですが、いちおう数値を取ってみると速くはなっているようですが体感では…
誤差? という感じですね。
ただこれは環境によって変わるでしょうし、少なくとも悪くなることは無さそうなのでこのまま運用してみようと思います。